介護業界の王道資格「介護福祉士」について

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介護福祉士とは?

■ 国家資格名: 介護福祉士(Certified Care Worker)

■ 法的根拠: 社会福祉士及び介護福祉士法(昭和62年法律第30号)

■ 業務内容: 高齢者や障害者の入浴・排せつ・食事など日常生活の介助 家族への介護指導 ケアチーム内での連携・記録業務 実務経験を活かしたリーダー・教育係ポジション

資格の取り方(ルートは3つ)

ルート 内容
① 福祉系養成校 卒業 介護福祉士養成施設(2年制)を修了後、試験なしで登録可(2026年まで※)
② 実務経験ルート 介護職として3年以上の実務経験+450時間の実務者研修 → 国家試験合格
③ 経済連携協定(EPA) フィリピン・ベトナムなどからの外国人向けルート(日本語試験含む)

※2027年以降は全ルートで筆記試験が必須になる方向で制度改正が検討中や(厚労省 2024年審議会資料より)

 

試験情報(2025年時点)

内容 詳細
試験時期 年1回(例年1月下旬)
試験範囲 人間と社会、介護の基本、コミュニケーション技術、医療的ケア など13科目群
合格率 約70%(令和6年度:71.0%)
合格発表 3月末ごろ
登録料 約9,200円(登録免許税+手数料)

 

介護福祉士のメリット(実務・制度面)

  • 処遇改善加算の「対象者」になれる(月1〜3万円の賃金上乗せにつながること多い)
  • 訪問系サービス(訪問入浴・訪問介護など)で配置要件を満たせる
  • 特定技能・外国人支援現場でも評価される
  • 国家資格ゆえ、一度取れば更新なし!(失効しない)

必須資格と言われる理由

 ①「介護福祉士」は実は実務者研修を受ければ誰でも受験可能

3年経験+実務者研修でOK。無資格スタートでも逆転可能な資格。


 ②「喀痰吸引・経管栄養」も介護福祉士ならできる(医行為の一部)

法改正後、「医療的ケア」が業務範囲に正式追加されたので、条件を満たせば訪問介護での吸引行為も可能です。(※研修必須)


 ③ 「福祉住環境コーディネーター」「認知症ケア専門士」などとのダブル資格取得もおすすめ

上乗せ資格で、法人内評価・昇給に差がつく。民間資格だが履歴書では光る。


 ④ 介護福祉士で「実習指導者」「サービス提供責任者」「生活相談員」の道が開ける

中堅職員としてステップアップや転職の幅がグッと広がります
特に通所系や施設系では評価が高い。

まとめ

観点 ポイント
難易度 合格率70%前後、実務経験あれば実力次第で十分狙える
メリット 処遇改善加算、スキルアップ、医療的ケアの拡張、転職時の武器
特徴 一生モノの国家資格。更新不要&現場実務に直結

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